2024 年版 Private Internet Access VPN レビュー

(2024)年版 Private Internet Access VPN レビュー

プライベートインターネットアクセス:デジタルプライバシーのための#1 VPN
9.1
優秀な

もし、Private Internet Access (PIA)を使用するかどうか迷っているなら、このレビューを参考にしてみてはいかがでしょうか。PIAは2009年に設立されたVPN業界の老舗の1つで、お手頃な価格で満足のいくサービスを提供しています。10年以上の歴史があるため、サーバーの適用範囲が世界の広範囲を網羅しているのは当然のことでしょう。

高度なセキュリティ機能と最新のモバイルアプリを利用すれば、このVPNが市場のかなりの部分を占め続けている理由がわかります。しかし、このVPNが最適なプライベートVPNなのかどうかは、機能や競合他社との比較をより詳しく確認してみることで明らかになるでしょう。

PrivateInternetAccess

長所

  • 軍事グレードの暗号化
  • ファイアウォール
  • 完全にプライベートでブラウズできる

短所

  • あまり知られていないプロバイダー
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長所と短所

このPIAレビューを始めるにあたって、VPNの長所と短所を把握することで、自分には何が必要なのか、何が合っているのかをより明確に理解できるようになるでしょう。

長所

1.優れたサーバーの適用範囲:世界中に35000台以上のサーバーを保持していることがVPN市場で地位を確立している理由の1つでもあります。様々な場所にサーバーがあるおかげで、すぐにサーバーを見つけることができます。

2.デバイスの同時接続:1つのアカウント契約で最大10台ものデバイスを接続することが可能です。これは同時接続の数を半分に減らしている競合他社に勝る部分でしょう。

3.お手頃な価格:月額料金が安いVPNサービスプロバイダーの1つで、特に2年契約をした場合はより安くなります。

短所

1.速度が不安定:PIA VPNは適切な速度を提供していますが、今回のレビューでは他のVPNと比較してもかなり低いことが確認されています。加えて、遠距離や使用するセキュリティプロトコルによって速度が低下する傾向があります。

2.無料体験版がない:現状、残念ながら無料版を提供していません。

プランと価格

VPNを使用するかどうかを決める際の主な理由として、価格を重要視するユーザーもいます。PIAは、VPN利用が初めての方も利用しやすいように安価なプランを提供しています。もちろん、たとえ安いプランだとしてもサービスの品質に影響はないので安心です。

こちらのプライベートVPNのレビューでは、3種類の料金プラン(月額プラン、年間プラン、2年プラン)を紹介しており、VPNを利用する目的に合うプランを選べます。無料版はありませんが、各プランにはそれぞれ30日間の返金保証が適用されているので、30日以内であれば、キャンセル可能です。

どんなサービスにも言えることですが、一般的には長期契約の方が支払う価格は安く済みます。月額プランは1ヶ月11.99ドルとかなり高く感じますが、年間プランを選択した場合、かかるのは月額3.33ドルのみです。さらにこのプランは2ヶ月分の料金が無料になります。そして、2年プランは最も安く、月額わずか2.19ドルで利用できるでしょう。

ユニークな特徴

PIAがどんな特徴があるのかを知ることによって、どのような価値があるかどうかを判断できます。これがまさしく、PIAレビューのこの部分が注目すべきところです。ここでは、ユーザーが魅力的だと思うような機能をいくつか紹介します。

  • キルスイッチ:今回の2022年版PIA VPNレビューで注目している機能の1つは、VPN接続が切断された際に通信をブロックするキルスイッチ機能です。この機能の設定は3段階あり、最初のオプションは通信をブロックしないようにオフのままにします。また、自動設定すると、外部からの通信をブロックします。最後の設定は、接続が停止している際に全ての通信をブロックします。
  • MACE:このPIA専用の広告ブロックツールは、VPN接続を危険にさらす可能性のある広告、マルウェア、追跡装置をブロックします。この機能はオンかオフを選択可能です。ただし、Androidユーザー向けにはありません。
  • マルチホップ機能:この機能は1つのサーバーではなく、2つのサーバーを経由して通信を送信することによって機能します。これは追加のプロキシを経由して通信を通すためです。
  • 無料のメール配信サービス:このサービスはセキュリティ侵害を回避することによって、メールを保護する狙いがあります。

サーバーの場所、数、適用範囲  

今回のレビューからもわかるように、PIA VPNは世界的な適用範囲を持つ優れたサーバーといっても過言ではないでしょう。世界中に35000台以上のサーバーがあり、最も広い範囲を包括しているサーバーの1つです。サーバーの適用範囲と同じくらい素晴らしいのは、84ヶ国109ヶ所で利用可能ということです。109拠点の25%は仮想サーバーで構成されていますが、これはサーバーが別の国にあるかもしれないということを意味しています。このことから他社のVPNも、多くの場所で提供していると謳っていますが、実はサーバーの数は少ない可能性があります。もし、興味のある国にPIAがない場合、より世界的な適用範囲を持つ他のVPNを見つけましょう。

しかしながら、84ヶ国という数はまだ業界上位に位置しており、広範囲をカバーしているほうだと認知されています。サーバーの適用範囲が広いおかげで、近くにあるPIA VPNサーバーをすぐに特定することが可能です。さらにより多くのサーバーがあることで、いくつかの特典があります。まず、サーバーが増えることで過密状態が緩和され、動画視聴している際に使用中のVPNが検出されてしまう可能性を最小限に抑えることができます。サーバーの数が多いのは全体的な速度を高めるのに役立ちます。

速度とパフォーマンス

VPNをランク付けする際には、速度とパフォーマンスに対する評価が最も重要だといえます。平均してPIAは、いくつかの要因に影響されるものの、十分な速度を提供しているといえるでしょう。

オンラインゲームや高画質の動画視聴などを最適に機能するために高速を必要とする際でも速度が問題になることはまずありません。ただ、サーバーから少し離れてしまうと速度が大幅に低下する傾向があります。また、注目すべき点としてPIAは、速度に影響を与える特定のセキュリティプロトコルを使用していることです。PIAは、平均接続時間2.5秒の新しいセキュリティプロトコルであるWireGuardを使用していますが、WireGuardを使用した場合の速度は他のVPNよりも低く、110Mbps前後です。しかしながら、高速通信を可能にすることで有名なセキュリティプロトコル・OpenVPNも使用していることは朗報といえるでしょう。OpenVPNは、速度を約300Mbpsにまで引き上げ、接続時間は2秒です。

前述した仮想ロケーションも、仮想サーバーが別の国にあるので必然的に速度が低下します。しかし、ありがたいことに自動接続のような機能を活用することでこれを回避する方法があります。この機能は遠く離れたサーバーに接続する場合でも、速度とパフォーマンスを向上させます。また、PIAでは、AndroidやiPhone向けにInBrowserと呼ばれる専用ブラウザを提供しています。このブラウザを使用することによって、閲覧スピードが倍増する可能性が高くなるでしょう。

安全性を確保するために

セキュリティと安全性は、VPNサービスを左右する重要な要素です。PIAが他と一線を画しているのは、VPNの高度にカスタマイズ可能なセキュリティ機能で、ユーザーのお好みに合わせて調整が可能です。セキュリティプロトコルの1つであるOpenVPNは、AES-126というそれなりに良い設定となっていますが、より保護強化するために、AES-256暗号化にアップグレードすることをおすすめします。なお、セキュリティプロトコルであるWireGuardを使用する場合でもAES-256の暗号化レベルを維持することができるでしょう。

こちらのPIAレビューでは、安全なサービスを提供するいくつかの高性能な機能があることが明らかになりました。追加機能には、暗号化トンネルで使用するアプリを選択できるスプリットトンネリング機能が含まれます。さらには先ほど紹介した信頼性の高いキルスイッチ機能もあります。この革新的な機能は、漏洩防止機能とともに、VPN接続が低下した場合でもデータを安全に維持することができるでしょう。

PIAをトレントに利用したい場合、VPNサービスはウイルス対策機能を使用して、接続に悪影響を及ぼす可能性のあるあらゆるセキュリティの脅威と戦います。トレントのためのP2P機能も利用可能で、これについては後で詳しく説明します。

有料版 vs 無料版

他のVPNと同様に、PIAのサービスには追加費用がかかるものがあります。残念ながら前述したように無料版は利用できません。しかし、専用IPアドレスやマルウェアブロッキング機能など、特定のセキュリティ機能は追加機能として提供されています。後者は、VPN接続のセキュリティを脅かす可能性のある広告をブロックします。

匿名性を維持する

VPNサービスプロバイダーは、ユーザーの匿名性を守るための対策を向上させる必要があります。VPNを使用することでユーザーの位置情報が漏洩してしまうと元も子もありません。そのため、PIAはプライバシーを重視したサービスをユーザーに提供するよう心がけています。このPIAのVPNレビューでは、匿名性を守るためのカスタマイズ可能なプライバシー機能が多数あることがわかりました。まず最初に、メールアドレスが流出した場合に通知がくるように設計されたID保護機能です。ご存知の通り、メールアドレスが流出してしまうと個人情報を盗まれるリスクが高くなります。

また、PIAは、ログ(履歴)を残さないサービスであることも嬉しい限りです。個人情報や場所を特定できるような情報は一切記録しません。保存されるのはメールアドレスと支払い情報のみですが、この情報のプライバシーは保護されます。

プラットフォームと拡張機能

このPIAのVPNレビューでは、最大10台までのデバイスを同時接続できることに言及しています。このVPNは、デスクトップとモバイル両方のプラットフォームに対応しているというだけで価値があるといえます。後者では、Android、Linux、Windows、macOS、iPhoneのデバイスに対応しているので、外出先でもVPN接続可能です。また、パフォーマンスを向上させるために時間をかけて上記で紹介したデバイス向け専用アプリを作成しました。さらにパフォーマンスを向上させるために、ネットワーク上の各デバイスにVPNの適用範囲を拡張することをあらかじめ設定したルーターを作っています。

また、上記のプラットフォームにPIAをインストールする際、特に問題はありません。デバイスが推奨版になっていることを確認すればよいだけです。例えば、WindowsのプラットフォームにPIAをインストールするには、Windows10の最新版になっている必要があります。

ルーターまたはブラウザのプラットフォームの追加

MacもしくはWindowsユーザーであれば、Opera、Firefox、Chromeのブラウザ拡張機能をインストールすることで、接続の安全性をより高めることが可能です。特にChromeの拡張機能では、追跡装置や第三者のクッキーをブロックするプライバシー機能が追加されています。また、この拡張機能は、ブラウザの画面からVPNに接続し、ブラウザの通信を保護します。もう一つのChrome拡張機能の注目すべき機能は、VPNを回避したいウェブサイトと、VPNに接続するウェブサイトを選択することができる回避リストです。

さらに便利なことにTP-link、LEDE、Tomato、Pfsenseなどのルーター上でPIAをダウンロードすることも可能です。加えて、インストール済のルーターはPIAのウェブサイトで購入できるので、インストール作業が面倒な方はこちらをおすすめします。ルーターとは別にXbox、Play Station、Apple TV、Nintendo SwitchデバイスにもVPNをインストール可能です。

ユーザー体験

もし、使いやすさを重視する場合は朗報です。PIAの設定とインストールはせいぜい5分もあれば完了できます。デスクトップとモバイルデバイスの両方に適用されます。ルーターにVPNを設定するには、まずインストール前にルーターのファームウェアをフラッシュする必要があるため、少し複雑かもしれません。

VPNの使用は一度インストールしてしまえばとても簡単で、それぞれのアプリでクリックするだけでサーバーに自動接続できます。サーバーへのアクセスもマップアイコンをクリックするだけです。画面の隅に表示される3本の緑の線をドラッグすれば、アプリの設定やデータ使用量を自由に並べ替えることができます。もし何かしらの問題が起きた場合は、信頼性の高いライブチャットサポートプラットフォーム、またはサポートスタッフにメールで問い合わせることが可能で、できるだけ早い応答を心がけています。

PIAを使用した視聴とトレント

一般ユーザーのほとんどは、動画配信サービスに使用するためにVPNを必要としています。PIAはいくつかの制限はあるものの、動画視聴を可能にするVPNの1つです。全ての地域とはいきませんが、特定の地域で制限されたコンテンツのブロックを解除することができます。もし、Netflix好きがこのVPNを使用することでアメリカ版のコンテンツを視聴できることを知れば、きっと嬉しいでしょう。また、アメリカ版Amazon PrimeとDisney Plusにもアクセスできますが、イギリス版NetflixとBBC iPlayerにはアクセスできません。

トレントに関しては、P2Pをサポートしているおかげで帯域幅の制限を受けることなく、どの場所からでも簡単にトレントにアクセス可能です。

注目のポイント

こちらはPIA VPNを使用する際に知っておくべき重要な機能を簡単にまとめました。

  • デバイスの同時接続可能数:10個
  • サーバーの台数:35000台以上
  • 広告ブロック:あり
  • サーバーがある場所:109ヶ所
  • 対象国数: 84ヶ国
  • 無料版:なし
  • 契約プラン:3

まとめ

このPIAのレビューをまとめると、VPNの主要な機能をしっかりと確認することが不可欠です。PIAは10年以上の歴史があり、このようなVPNを探しているユーザーにとって理想的といえるでしょう。高度な暗号化と漏洩対策が採用されているため、安全に安心して体験ができます。また、利用料が安いというのもユーザーにとっては追い風となるでしょう。高品質でお手頃な価格のVPNを求めているならば、PIAは要チェックです。

FAQ – よくある質問

PIAは信頼できますか?

もちろん信頼できます。PIAは2009年に設立され、VPNサービスの提供に関しては長年の実績があります。

PIAは良いブランドですか?

PIA VPNのレビュー掲示板の投稿によると、お手頃な価格で高品質のサービスを提供する素晴らしいVPNブランドです。

PIAの費用はどのくらいかかりますか?

3つの契約プランがあり、お好みのプランを選ぶことができます。2年プランは月額わずか2.19ドルとVPN市場で最も安いものの1つといえるでしょう。

現在、どのようなVPNが最適といえますか?

パフォーマンス、速度、低価格などを満たしてるものが最適なVPNといえます。サーバーが多く、よりたくさんのストリーミング機能があるNordVPNは、まさにぴったりでしょう。

PIAを使用してNetflixを視聴できますか?

はい、可能です。しかし、アメリカ版Netflixを視聴できますが、イギリス版はできません。

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